腹部膨満感
腹部膨満感
「お腹がパンパンで苦しい」その原因、ただのガスではありませんか?

「ご飯を食べると、妊婦さんのようにお腹が膨らむ」 「スカートやズボンのウエストがきつくて辛い」 「ガスが溜まっているのに、出なくて苦しい」 「お腹がゴロゴロ鳴って恥ずかしい」
腹部膨満感(お腹の張り)は、女性やデスクワークの方を中心に非常に多く見られる悩みです。 市販の整腸剤やガスピタンなどを飲んでやり過ごしている方が多いですが、中には「腸の通り道がふさがっている(腸閉塞・大腸がん)」ケースや、「ガスではなく水が溜まっている(腹水)」ケースも含まれています。
当院では、消化器内科の専門性(内視鏡)と、総合診療科の広範な視点(全身など)を組み合わせ、その「パンパンなお腹」の正体を突き止めます。
お腹が張る原因は、大きく分けて3つのパターンがあります。
「気体(ガス)」が溜まっている
最も多いパターンです。飲み込んだ空気や、腸内細菌が発生させたガスが充満しています。
「固形物(便)」が詰まっている
便秘により、出口が塞がれている状態です。
「液体(腹水)」が溜まっている
肝硬変や心不全、癌性腹膜炎などにより、お腹の中に水が漏れ出ている危険な状態です。
医学的には、腸という「長いチューブ」のどこかで流れが滞っているか(通過障害)、あるいはチューブの中で異常発酵が起きている状態と考えます。
お腹の張りを引き起こす原因は多岐にわたります。ご自身の症状に近いものはありませんか?
人間は食事や会話の際に無意識に空気を飲み込んでいますが、これが過剰になるとお腹が張ります。
STEP1
まずは「出す」治療
(薬物療法・食事指導)
原因に合わせて、溜まったものを外に出すアプローチを行います。
STEP2
全身の検査から
大腸に異常がない場合、腹部エコー検査やCT検査、血液検査を行い、肝臓・膵臓・婦人科臓器などに異常がないか、総合的に診断します。
STEP3
根本原因を突き止める
「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」
薬で張りを取ることは対症療法に過ぎません。 また上記の検査のみでは大腸の中の状態は把握できません。最も重要なのは、「なぜガスが溜まってしまうのか?」「なぜ便が降りてこないのか?」という物理的な原因を確認することです。
もし、お腹の張りの原因が「大腸がんによる通過障害(詰まりかけ)」だった場合、薬でガスを減らしても、がんは進行し続け、最終的には完全な腸閉塞(緊急手術)に至る危険があります。
「お腹の張りは、腸からの『通りにくいよ!』という悲鳴かもしれません」
この悲鳴の原因が、ポリープなのか、がんなのか、それともただの便秘なのか。 これを見分けるには、大腸カメラで直接「トンネルの中」を見るのが最も確実で早道です。
当院では、鎮静剤を使って眠っている間に終わる「苦痛のない大腸カメラ」を提供しています。 また、炭酸ガス送気システム(検査中のガスが速やかに吸収される仕組み)を導入しており、検査後のお腹の張りも最小限に抑えています。 「最近お腹が張りやすい」と感じたら、腸の健康診断のつもりで一度検査を受けてみてください。
腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えている証拠です。肉類中心の食事や便秘が原因のことが多いですが、稀に大腸がんやポリープからの出血が腐敗して独特の腐敗臭を放つことがあります。「腐った玉ねぎのような臭い」が続く場合は注意が必要です。
「腹鳴(ふくめい)」と呼ばれる症状です。腸の中にガスや水分が多く、それらが移動する際に音が鳴ります。呑気症や過敏性腸症候群の方によく見られます。腸の動きを調整するお薬や漢方薬で改善が期待できます。
口から空気を飲み込みすぎている「呑気症」の可能性が高いです。早食いをやめる、炭酸を控えるといった生活改善とともに、噛み合わせの問題や、ストレスによる歯の食いしばりがないかどうかも確認ポイントになります。
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