慢性胃炎
慢性胃炎
「胃がもたれる」「食欲がない」が続いていませんか?
〜その不調、ただの「胃炎」と片付けずに、一度しっかり調べてみませんか?〜

「なんとなく胃の調子が悪いけれど、市販薬を飲んでごまかしている」「健康診断で『慢性胃炎』『萎縮性胃炎』と書かれていたけれど、特に治療はしていない」
そんな方は非常に多いですが、実は「慢性胃炎」は、将来の「胃がん」の発生リスクと密接に関わっていることをご存知でしょうか?
当院では、不調の原因を突き止めるための「苦痛の少ない胃カメラ」はもちろん、胃以外の病気が隠れていないかをチェックする「エコー・CT検査」も備えています。「年のせいだから」と諦める前に、胃腸の専門知識を持つ当院へご相談ください。
胃の粘膜が、長い時間をかけて弱ってしまう状態です。
慢性胃炎とは、その名の通り、胃の粘膜(内側の壁)に慢性的な炎症が起きている状態です。炎症が長く続くと、胃の粘膜が徐々に薄く痩せてしまう「萎縮」という変化が起こります(萎縮性胃炎)。
健康な胃の粘膜は、表面がツルツルしていてきれいなピンク色をしていますが、慢性胃炎が進んだ胃は、デコボコしたり、色が褪せたりして、胃液を分泌する機能も低下してしまいます。この「荒れた土壌」のような状態が続くと、そこから「胃がん」の芽が出やすくなってしまうのです。
慢性胃炎の症状は人それぞれで、「全く症状がない」という方も少なくありません。以下のような症状が続いている場合は注意が必要です。
「みぞおちの痛み」は、実は胃だけが原因とは限りません。膵臓や胆のうの病気でも同じような場所に痛みが出ることがあります。だからこそ、自己判断は危険です。「胃薬を飲んでも治らない」という場合は、胃カメラだけでなく、お腹全体を調べる検査が必要です。
「ストレス」や「暴飲暴食」も原因にはなりますが、日本人の慢性胃炎の最大の原因は「ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)」の感染です。
幼少期に井戸水や親からの口移しなどで感染し、何十年も胃の中に住み着いて炎症を起こし続けます。ピロリ菌がいる限り、胃炎は自然には治りません。
腰痛や頭痛などで「ロキソニン」などの鎮痛剤を頻繁に飲んでいると、副作用で胃の粘膜が荒れることがあります。
アルコール、タバコ、ストレス、加齢、自己免疫の病気などが複合的に関わります。
「胃カメラ」+「CT・エコー」の二段構えで安心を提供します。
当院では、患者様の「お腹が痛い」「調子が悪い」という訴えに対し、多角的な視点で検査を行います。
問診・診察
どのような症状がいつから続いているか、丁寧にお話を伺います。
内視鏡検査(胃カメラ)
診断のためのポイントです。慢性胃炎の診断には、胃の中を直接見るのが最も確実です。
腹部エコー・CT検査
「胃じゃないかも?」を見逃さない!ここが当院の大きな特徴です。「胃が痛い」と思って来院された方の中には、調べてみると胆石、胆のう炎、膵炎、あるいは膵臓がんなどが隠れているケースがあります。これらは胃カメラでは見えません。当院では、高性能なCT装置やエコー(超音波)を備えているため、胃の外側の臓器に異常がないかも、その場ですぐに調べることが可能です。「胃カメラ異常なし、じゃあ様子を見ましょう」で終わらせず、痛みの原因を徹底的に探ります。
慢性胃炎を「ただの胃もたれ」と放置すると、以下のような深刻な病気につながるリスクがあります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
粘膜が深くえぐれ、出血や激痛を伴います。
貧血
粘膜からのじわじわとした出血や、胃酸不足による鉄分吸収障害で貧血になることがあります。
胃がん
最も恐ろしい合併症です。ピロリ菌による「萎縮性胃炎」が進むと、胃がんのリスクが通常の人より何倍も高くなります。しかし、早期に発見できれば、内視鏡治療だけで完治が可能です。
ピロリ菌がいるとわかった場合、まずは除菌が最優先です。1週間、特定のお薬(抗生物質と胃薬)を飲むだけで、約90%以上の方が除菌に成功します。除菌に成功すれば、胃炎の進行が止まり、将来の胃がんリスクを大幅に減らすことができます。
症状に合わせて、消化器専門医が薬を処方します。
当院は総合診療医として薬だけでなく、生活習慣のフォローも重要視します。
禁煙
タバコは胃の血流を悪くし、胃炎を悪化させます。
食事
塩分の多い食事、刺激物、熱すぎるもの、冷たすぎるものは控えめに。よく噛んで食べ、腹八分目を心がけましょう。
ストレスケア
胃は自律神経の影響を受けやすい臓器です。趣味や休息でリラックスする時間を作りましょう。
ご安心ください。苦痛を減らす様々な工夫をしています。当院では、眠っている間に検査が終わる無苦痛の「鎮静剤」を使用し内視鏡を行います。「気づいたら終わっていた」と驚かれる患者様も多いです。不安な点は遠慮なくご相談ください。
はい、精密検査として胃カメラを強くお勧めします。バリウム検査は影絵のようなもので、凹凸はわかりますが、粘膜の微妙な色の変化や、平坦な早期がんは見つけにくいことがあります。また、ピロリ菌の有無を正確に判断したり、怪しい組織を採取したりできるのは胃カメラだけです。
「リスク」は下がりますが、「ゼロ」にはなりません。除菌によって胃がんのリスクは確実に下がりますが、すでに胃炎が進行してしまっている場合、除菌後でもがんができることがあります。だからこそ、除菌後も「年に1回の定期的な胃カメラ」を受けることが、早期発見のために非常に重要です。
症状や診察結果に応じてご提案します。例えば、食後の右脇腹の痛みなら胆石(エコーが得意)、背中まで痛むなら膵臓(CTが得意)などを疑います。当院では医師が診察の上、胃カメラだけで良いか、CTやエコーも併用すべきかを判断し、無駄のない最適な検査プランをご提示します。
一時的に症状は軽くなりますが、根本的な解決にはなりません。市販薬で痛みが消えても、裏でピロリ菌による炎症が進んでいたり、がんが進行していたりすることがあります。「薬を飲めば治るから」と検査を先延ばしにすることが一番危険です。症状が繰り返す場合は、必ず一度受診してください。
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